作曲における楽器の捉え方
ブログ二日目。
Y.Suzuki(わいどっとすずき)です。
自分の中でブログを書くという習慣はもう数年ぶりになるので、改めて新しいことをしているという新鮮な気持ちで記事を書いたりしています。
そんな自分ですが、ここ1年くらい作曲というものに力を入れて活動してきました。
(大きな機材トラブルで休止していた時期もありましたが...)
以前はギタリストとしてライブサポートなどをやっていたこともあり、バンド活動から離れている現在もバンドサウンドに拘って曲作りをしていたりします。
そこで、本日は自分の思う作曲での楽器の捉え方について語ってみようかなと思います!作曲や楽器に興味のある方には楽しんでいただける内容なのではないでしょうか?
今回はバンド編成での個人的な捉え方のお話になります。
主にバンドをするとなると基本となるパートはギター、ベース、ドラム、キーボードそしてボーカルというのが一般的かと思います。
では、この楽器達で一つの音楽を作るとなるとどのような役割を担うことになるのか?
言葉で説明するとなかなか難しいものがありますよね?
ではいきなりですが、1枚の絵を描くイメージをしてみてください。
用意した紙に鉛筆で形を描いて着色をする。ざっくりと挙げるとこのような工程が一般的なのではないでしょうか?
自分はこの工程の役割を楽器に当てはめると上手く説明できるのではないかと日々思っているのです。それでは、どのように当てはめるのか・・・早速解説してみますね!
・ドラム→作品を書くために必要な画用紙
・ベース→作品の全体像の総てを決める線画
・ギター・キーボード→作品の印象を決める着色
このような役割を当てはめてみました。ピンと来ていただけたでしょうか...(汗)
まず絵を描くには紙がないと描けません。
この画用紙の役割を担うのがドラムをはじめとしたリズム楽器です。
リズム楽器で生み出したリズムによって初めてその上に絵が描けるようになります。
実際にバンド練習でもドラムが急に休んだりすると何もできなくなりますよね(笑)
リズムという画用紙を準備して初めて絵が描けるようになります。
そう考えるとドラムって物凄く重要ですよね!
ではその次に重要なのが色を塗るための縁取りをしていく線画の作業になります。
絵において一番重要な工程でもあるこの役割を担うのがベースになります。
ベースで縁取りをすることでギターやキーボードのコード伴奏に輪郭を出すことが出来るわけです。こう考えるとベースは地味に見えて超重要なポジションに位置しています。(ベースは地味じゃないんだぞ!!!)
重要な線画が完成したら今度は着色工程です。
この役割を担うのが上モノと呼ばれる楽器(ギターやキーボード)になります。
ギターやキーボードはコード伴奏とメロディーの両方を演奏できる楽器なので作品のカラーやイメージを印象付ける役割になるのです。
細かく音色を色付けることによって曲の解像度がより鮮明になっていきます。
こうして描いた絵にボーカルという語り手を入れると一つの絵本を作ることが出来るのです。
このように考えると曲を組み立てるという動作がどのようなものなのか、他のものに例えたりすると説明がしやすくなったりしますよね。
それぞれの楽器が役割を担って物語を彩っていく、バンド演奏は演劇の役者と同じなのです。
自分の場合は3ピースバンドを参考にしてベースをリード楽器にして線画を細かく、ギターをリズム楽器として使うことが多いです。
ベースはファンキー!ギターはロックに!が信条です。
作曲者それぞれの拘りが見られるのがオリジナル作品のいいところ。
作る側も聴く側もその心理を楽しみながら音楽に取り組んでみると新たな発見があるかもしれません。
今回はこの程度にしてまたなにか考えることがあれば、記事にしてみたいと思います。
何かの参考になったなら幸いです。
拙い長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!